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発展の源泉・・・故郷への貢献を目指して
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樫尾茂、忠雄親子
 故・樫尾忠雄は 父・樫尾茂、母・キヨノの長男として大正六年、高知県南国市植田で産声を上げました。父母に伴われ五歳で東京へ出た彼は、高等小学校を終えると共に、家計を助けようと機械工の道に進み、苦学しながら早稲田工手学校を卒業、創造力に満ち、卓抜した技能を身につけ、多くの信頼と尊敬をうけるまでに成長しました。やがて精密機械加工業として自営独立し、その後、樫尾四兄弟で力を合わせ、リレー計算機 の開発を成功させ、カシオ計算機株式会社を創業、同社並びに関連グループ各社が今日に発展するまで、事業の総師として多大な功績を残しました。
 故人は、常に相手の立場を思いやり、誠実で温かみのある性格で人心を集め、社内外の多くの人々から慕われていました。また、納得できないことには動かず、正しいと信ずれば決して退くことのない、土佐の「いごっそう」でもあり、東京で生活していても、常に生まれ育った高知への郷土愛を胸に抱き、当時の中内知事をはじめ、高知県や南国市の多くの方々との格別な交流を通じて、父・茂の夢であった「故郷への工場建設」を推し進め、ついに平成2年、この地に高知カシオを設立し、その翌年には操業開始となり、迅速に事業を立上げました。
高知カシオ株式会社  高知カシオの竣工式の席上、彼は「約束は果たしましたが、本当の貢献はこれからです」と語っています。生涯を通じて唱えた「創造・貢献」 という経営理念の通り、事業の発展を通して地域経済の活性化や地元人材の定着・育成・成長を図ってこそ、初めて地域社会への貢献を果たすと故人は説いています。
 樫尾忠雄の遺志を受け継ぎ、地域発展の一助となるべく、高知カシオは今後もさらなる企業努力を続けてまいります。

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